限りなき知の探訪

リベラルアーツ・アカデミー - 人類四千年の特等席からの眺め

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

沂風詠録:(第353回目)『眼からうろこのイスラム理解が進む本』

世界の文化を理解する最もよい方法は、なんと言ってもやはり現地体験だろう。私は幸運にも20代の初めにドイツに留学することができ、累積で8ヶ月間ヨーロッパ各国を旅行することで初めてヨーロッパ各地の実態や人々の考えかたの差を知ることができた。そこで…

智嚢聚銘:(第28回目)『中国四千年の策略大全(その 28)』

(前回) 現在のウクライナ戦争をみても、しみじみ、外交折衝の上手/下手が国の運命だけでなく、外交担当者の運命を大きく変えることだと痛感させられる。日本は、歴史的にみると、外交では、随分長い間、孤立的であったため、外交下手がいろいろな所(例:…

【座右之銘・137】『necesse est multum in vita nostra casus possit』

出世するには「運・鈍・根」が必要と、よく言われる。「鈍」とは、「繊細でない」という意味ではなく、「感情を抑制できること、物に動じないという」と理解できる。また、「根」とは「辛抱つよい、根気よく」だ。これら2つのものは、自分の修養次第で磨いて…

智嚢聚銘:(第27回目)『中国四千年の策略大全(その 27)』

(前回) 術智部、最後は「人助けの奸知」の話だ。策略と聞くと、日本では「人を騙す、悪知恵」と受け取られるが、『智嚢』を読むとよくわかるが、中国でいう策略とは、ネガティブな面だけでなく、ポジティブ面も兼ね備えていることが多いことが分かる。例え…

百論簇出:(第271回目)『若い時に鍛錬する語学が一生の財産になる』

自慢話に聞こえるのを承知で、語学学習に関する私の個人的経験を話してみたい。 私は若いころ(20才代前半)ドイツ語に惹かれ、念願のドイツ留学を果たすことができた。当時は、ドイツ語で身を立てようとして、ドイツ語力の向上にいそしんだ。1年のドイツ留…