2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧
(前回) 【217.事宜 】P.2636、AD299年 『事宜』は前回説明した『時宜』と同じ発音であり、また意味も「物事を行うのにちょうどよいころあい」とよく似ている。辞海(1978年版)では、『事宜』は「謂事務之機宜也」(事務の機のよろしきをいうなり)と説明…
はっきりした原因は分らないが、数ヶ月まえから何だか背中、臀部、腰、股が痛い。歩行時に股(もも)や足に痛みやしびれがでる。いろいろと調べて、どうやら「坐骨神経痛」らしきことが分かった。今まで他人事と思っていたが、いざ自分がそれになって見て、…
(前回) 【216.時宜 】P.880、BC53年 『時宜』とはそのまま読み下すと「時に宜(よろし)」となる。辞海(1978年版)には「謂当世之所宜」(当世の宜(よろし)き所をいう)と説明する。 『時宜』を二十四史(+資治通鑑+続資治通鑑)で検索すると、漢書…
漢代は前漢、後漢、どちらも名臣が数多く輩出した時代である。司馬遷の『史記』、班固の『漢書』、范曄の『後漢書』には彼らの言動が実に生き生きと描かれている。とりわけ前漢時代の名臣たちの発言はいづれも個性に満ち溢れている、信念がほとばしっている。…
(前回) 【215.節度 】P.3806、AD429年 『節度』とは「行き過ぎのない適当な程度。ほどあい」というのが現代の意味である。つまり「限度」を外れない、ということであろう。 しかし、漢文ではニュアンスがすこし異なる。例えば史記の天官書の冒頭には北斗…
かつて、私は京都大学で、留学生向けの英語授業(KUINEP)と日本人(京大生)向けの一般教養科目としての授業と2つをもっていた(2009年から2012年)。 教養科目:『国際人のグローバル・リテラシ-』『ベンチャー魂の系譜』 英語授業:『日本の情報文化と社…
(前回) 【214.免官 】P.3804、AD428年 中国の定評ある辞源(2015年半)には『免官』は「罷免官職」と説明する。このような字を見ていると、現代の漢字がいかに冗長であるかがよく分る。つまり「免」の一字を「罷免」という二字で、「官」という一字を「官…
中国の老荘思想家と言えば、老子、荘子が代表的だが、列子も巧みな喩えで読む者をあきさせない。 その『列子』の「説符篇」に次のような話が載せられている。 +++++++++++++++++++++++++++ ある人が鉄の道具(多分、農具)をなくした。隣家の子供が盗んだに…
(前回) 【213.温泉 】P.3802、AD428年 『温泉』とはいうまでもなく「thermal bath, hot spring」であるが、二十四史(+資治通鑑+続資治通鑑)で検索すると、驚くことにかなり新しい単語であることが分かった。『晋書』が初出ということは、だいたい西暦…